UVケアの正しい知識
夏が近づいてくると気になってくるのが紫外線。
UVケアをする理由としては、「焼けたくない」「美白を目指している」「シミやシワになる」などがあると思います。
体内のビタミン生成などメリットもある紫外線ですが、「1日15分浴びるといい」のは強い直射日光ではなく、窓から入るくらいの生活紫外線でも十分なのです。
紫外線対策は、将来の暮らしのための貯金に例えられることがあります。
日頃からコツコツとお手入れをして美肌を「貯金」していけば、今だけではなく、10年後、20年後の美しさにつながりますが、紫外線対策が不十分だとシミやシワという「負債」を抱えてしまい、大切な「資産」である、お肌の状態が崩れてしまうということにつながります。
では、具体的にお肌に何が起こっているのでしょうか?
日常的に紫外線を浴び続けてしまうと、シミ・そばかすの原因となるメラニン色素が増えていくことは耳にしたことがあると思います。
最新の紫外線研究では、紫外線を浴びると“シワのたまご”ともいわれる「ゼラチナーゼ」という酵素が発生してしまうことが明らかになっています。
また紫外線は、ハリのもととなるエラスチンやコラーゲンを分解する酵素をも発生させたり、乾燥肌になったりと、さまざまな影響をもたらします。
だからこそ、紫外線が強くなる春先から徹底したケアが必要なのです。
紫外線の種類とそれが引き起こす肌の影響
紫外線にはUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の2種類があり、光の波長が違います。
まずは波長が短いUVB。
波長が短いほどお肌に直接刺激があるので、海水浴や野外イベントとか、お子様の公園遊び、お盆のお墓まいり...長時間紫外線を浴びることで真っ赤に日焼け(サンバーン)をする原因の8割はUVBと言われています。
しかし、UVBで起きた一時的な日焼けなら、時間とともに肌が生まれ変わるので元に戻ります。皆様も実感されたことがあると思います。意外にも地表に届いている紫外線の5%がUVBと言われています。
では残りの95%はというと、UVAが占めているのです。
波長が長い光は雲やガラス窓まで通して表皮の奥の真皮まで届くため、光老化を引き起こします。
「光老化」は肌の奥深く、目には見えないところで起こっていて、時間と共に少しずつ進行し、シミ、シワ、たるみの3つを引き起こすとされています。
まだ光老化は実感していないわ!という方も、紫外線にあたることの多いお顔や手の甲と、ほとんど紫外線を浴びない二の腕の内側などを比べてみたら、お肌のなめらかさや透明感が違いますよね。これは紫外線が肌に与える影響の大きさを示しています。
UVAが肌に引き起こす具体例をご紹介しましょう。
シミ
紫外線を浴びるとメラニンをつくる細胞メラノサイトが活性化され、メラニン色素が過剰に生成されて肌が黒くなっていきます。これが長期にわたってしまうと、部分的にメラニン生成が過剰になり、蓄積されシミとなってしまうのです。
シワたるみ
UVAは肌の奥の真皮にまで届き、肌のハリを保つための重要な要素であるコラーゲンやエラスチンなどを壊してしまいます。他にも、コラーゲンとエラスチンを作り出しているお母さん細胞である線維芽細胞も傷ついてしまいます。こうして、真皮で肌を内側から支える力が弱くなると、肌表面のハリが失われ、シワやたるみが気になる肌になってしまうのです。また、UVAは酸化の原因である活性酸素を発生させるといわれています。
日焼け止めの選び方
日焼け止めに表示があるSPFとPA。
SPFとPAは日焼け止めを皮膚1㎠あたり、2㎎塗ったときの数値を表しています。
「SPF」とは、Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で、短時間で肌に赤みや炎症を起こさせるUVBを防ぐ指数のことです。
数値は何も塗っていないお肌に比べてUVBによる炎症をどれだけ長い時間防止できるかを表しています。
数値が高ければいいのか?というと、その分お肌に負担がかかります。
SPF1が20分と言われていますのでSPF30だとあまり効果がないのでは?と聞かれることもありますが、それでも約10時間防止できるのです。
朝8時に出かけたとしても、夜の6時まで、日常生活では十分ですよね。
SPFに数値の違いは、保護力の強さではなく「何時間効果があるか?」という指標です。SPFが低いものでもマメに塗れば、数値の高いものと同じ効果を得られます。
お肌の負担をかけずに紫外線対策をするために、SPFの高いものを塗りっぱなしにしておくよりも、汗などでくずれやすい鼻先や頬骨など、SPF値が少なめのものを塗り直すことを心がけたいですよね。
「PA」とは、Protection Grade of UVA(プロテクション グレイド オブ UVA)の略で、長時間かけて肌の弾力を失わせるUVAを防ぐ効果を表す目安です。
4段階の「+」マークで表示され、「+」の数が増えるにつれ、UVAを防ぐ効果が高いことを表しています。
全く塗らない状態で日焼けにかかる時間を1とした場合、
2~4倍効果があるものを「PA+」
4~8倍効果があるものを「PA++」
8~16倍効果があるものを「PA+++」
16倍以上効果があるものを「PA++++」
日常生活ではPA++、屋外で過ごす時間が多いとPA+++以上のものが好ましいといわれています。
吸収剤について
紫外線を防ぐものには「紫外線吸収剤」「散乱剤」の2種類があります。
主に「紫外線吸収剤不使用」などを明記している日焼け止めもありますよね。
なぜ吸収剤を使用してない方が好ましいか?なのですが、吸収剤のメリットとしては汗に強く紫外線防御効果が高くなるので、長時間のレジャーや紫外線が非常に強いときには向いています。
しかし一旦お肌の上で紫外線を吸収してから変換したり発熱したり別のエネルギーに変えているので、お肌の上で常に化学反応が起こっているとうことなのです。
なので、お肌の敏感な方や体調がすぐれない場合は肌荒れの原因になってしまう可能性があります。
紫外線散乱剤は吸収剤のように化応学反を起こさずに反射するだけなので、無理な力がかかりません。
オーガニックコスメじゃないブランドのものでも、敏感肌ラインには紫外線散乱剤が使用されていることが多く見受けられるのはこのためなのです。
SHIGETAのパーフェクトグロウシリーズ
SHIGETAのUVシリーズは「自分の素肌が好きになる」をテーマにメイクアップアーティストの方と共同開発したため、薄づきに見えるのに内側からの発光肌が作れる日焼け止めとBBクリームです。
1番最初に勉強したSPFは30(約10時間)PAは+++(野外もOK)紫外線吸収剤は使用していません。
散乱剤を使用すると粉っぽくなりがちなオーガニックの日焼け止めを作っていくなかで、なめらかなテクスチャーを維持して、肌に負担をかけずにこのSPFとPAを実現させました。
このUVシリーズには、お肌を紫外線のダメージから守り、ハリを与えるSHIGETA独自のブレンドRED+を配合。
紫外線カット力のある日焼け止めクリームで、メイクのベースクリームにも、ライトファンデーションにもなり、それに加えて、つけているだけで肌に良いという4つの機能を果たしてくれるアイテムです!
密着度が高いので、細かく付けるより、さささっとのせてつけるときれいなツヤ肌がつくれます。
使い方は簡単!パーフェクトグロウBBクリームの上にパウダーは基本的には必要ありません。
ミネラルパール粒子が肌のツヤを引き出しながら、毛穴をしっかりカバー。肌色をコントロールしながら、肌にぴったりフィットします。
明るいライトベージュを顔の中心から指先でつけ、ミディアムベージュをフェイスラインに沿ってつけ陰影をつけるとシェイディング効果により、顔が立体的に見えて美しい仕上がりに。
最後に手のひらで首を押さえて、首にも軽くなじませるのみ。お好みでEX オイルセラム1滴を混ぜてもOK。
お顔にもボディにも使えるクリア(無色)タイプで、ミネラルパール粒子が、お肌に美しいツヤをもたらしてくれます。
デコルテにつけるとツヤが反射してさらにお顔のトーンアップに。目の周りに後づけしてルミナイザーとしても使うことも◎。ベースとしてトーンアップに使用するのもおすすめです。