春の旅 パリーロンドン
春から初夏へ。季節の移り変わりはあっという間です。
私は、先月春真っ盛りのパリとロンドンへ1週間行ってきました。
パリは実に2年半ぶり。私のホームベースとも言えるパリとこんなにも長い期間離れ離れになるなんて、誰が想像できたことでしょう!
今回はパリ&ロンドン滞在中に感じたことを書いて見たいと思います。
「先週まで雪が降っていたよ!あなたが太陽を持ってきてくれたね!」(なんてフレンチィなセリフなの?!)をたくさんの人に言われました。
さて、パリもロンドンも空前のサプリブーム。
インナービューティーとか、美しさは健康は体の内側から作られるものだという概念が、とうとうみんなの普通になりつつあることを実感します。
そして、オーガニックの食品だけでなく、ハウスホールド(日用品)、衣類などなど、暮らしの中に手の届きやすい場所にあって、一般的な暮らしとオーガニックとの距離がますます近くになっていることを感じました。
フランスはコロナ禍で、オーガニック、ウェルネス、サステナブルなスタートアップビジネスが盛んになったこともあり、起業家ママのママ目線の家族で健康になるビジネスや、若い人が立ち上げたサステナビジネスなどが元気です。
そんなところを目の当たりにすると、オーガニックマーケットは、もうニッチな市場ではないことが良く見えてきます。
また女性ファウンダーのガッツのあるブランド(ジム、サプリ、フード、コスメ)が増えていて、彼女たちのビジネスのあり方を見ていると信念や倫理を形にするのは、やはり女性の方が得意なのかな、、、と思いました。
情熱が伝わってくると言いますか。。
面白い違いだと思ったことは、フランスではこのような分野での過剰な包装がどんどん削ぎ落とされている(国の方針にもよるものかと思いますが)のに比べて、ロンドンではまだまだよりクリーンなものをおしゃれに見せるためにガッツリとしたパッケージが豊富なこと。
盛るか引くか。長期的には引き算型になっていくとはいえ、まだまだ盛って美しく見せた方がデパートでは売れるんだろうなぁ。。。と。近いようで全然遠い二国の文化も感じます。
最後に、「セルフケア」の大切さを謳うお店やブランドが増えたことには本当に驚きました。
フランスでは10年ほどでもからセルフケア、セルフマッサージの取材をいただくことが度々ありましたが、イギリスは何かといえば、とにかくプロの手に委ねたがたる文化。
でもイギリス人女性の手にもとうとうセルフケア(イギリスの場合は主にテクノロジー系ギア使用)の波が。
いずれにしても、自分でのホームケアがどんどん盛んになっていくことは、素敵なことだと思っています。
自分の体の責任は、自分で取ること。自分自身を優しくねぎらい、いたわること。この意志がセルフケアのエッセンス。
そして、その先にあるものは、自分に対する自信です。
こんなことが、世界に広がっているなんて、って思うだけでワクワクします。
CHICO SHIGETA