良質な眠りを作る夜のルーティーン

寝室の画像

コロナ禍に入ったこの数年、「眠り」にまつわるお悩みを抱えている方が増えているという話がよく耳にしますが、実際にメディアの取材でも眠りの特集は多く、スウィートドリームがあちこちの記事で登場しています。

「眠り」のケアというと、眠り入るすぐ前に行うケアをイメージしますが、実はイブニングタイムから夜寝る前から工夫をすると、さらに効果的です。

それは、眠りのことを考える前に、そもそも頭の中の力みをとること、体の力を抜くこと、と段階的に行うとさらに効果的です。

リモートワークが多い方は、イブニングタイムに、仕事と切り替えるためのキックとして、15分くらいの足湯を行う、というのも良いと思います。
足湯は頭の緊張感がトロンと緩みます。

気持ちを切り替えてから、アペリティフをしながら夕食の支度に取り掛かる、というのもいいなと思います。

もしも眠りが浅いことが気になっているとしたら、夕食は動物タンパク質は控えて、野菜中心がおすすめです。

消化に負担のかからない物をとったほうが、消化時間が短くなるので、寝ている間に胃が活動していて、体がしっかり休まなかった、なんてことを避けることができます。 

さて、ここからがルーティーン。

まず、夕食後の入浴です。バスタイムには、自分が心地よいなと思うエッセンシャルオイルの香りやバスソルトなど、バスタブに浸かっている間に、ゆっくり呼吸したときに鼻から入ってくる香りを大切に。

そしてバスルームの照明は少し落として、あまり明るくならないように、ライトの代わりにキャンドルをつけておくというのもおすすめです。

そして、入浴後には急いでパパッとスキンケアをせず、一つ一つのステップを少しスローダウンしながら、ローションやクリームの香りを楽しみながら、ゆっくりと呼吸しながら行うととてもリラックスします。

就寝前には、エッセンシャルオイルでデコルテやお腹のマッサージを。

プチグランやラヴェンダーといった、神経を休める鉄板オイルが配合されたスウィートドリームまたはサンダルウッドやカモミールなどの心の深い落ち着きをもたらすボディ・マインド・スピリットを3滴から5滴をベーシックボディオイル2、3プッシュに希釈して行います。

マッサージのポイントは、一生懸命やらないことです(笑)自分の手のひらが肌に触れる感触をしっかりと実感することです。そしてその心地よさを噛み締めること。 

最後に呼吸です。

ベッドに寝たままの状態でも、座った状態でも、落ち着いて背骨が伸びている状態が大切です。鼻から吸って口から吐く時に、長く息を吐くこと、それを集中して行うことだけでも効果があります。

また眠りに有効だと言われている、リラックス法では有名な4-7-8呼吸法というのがあります。4拍で息を吸う、7拍止めて、8拍で息を吐く、というリズムで行うものです。

不安な気持ちから解放されてゆっくり眠る、ことももちろんですが、リモートワークのように、切り替えの難しいライフスタイルの中では、仕事もリラックスも同じ空間でいるが故に、これからはリラックスの時間だよ、と体が理解できるルーティンが有効です。

そして、緊張した頭や神経を段階的に緩めることが大切なのです。

皆さんの日々の眠りが心地よくなりますように。

CHICO SHIGETA