紫外線とSPFの関係
SPFは高いほどいい?
日焼け止めに表記されているSPF数値の効果というのは、万人に同じ効力ではないことをご存じでしょうか。
紫外線を浴びる前の肌の色によって違いがあり、例えばSPF15というのは紫外線の92%をブロックする効果がありますが、欧米人に多い「明るい肌」は焼けた時にヒリヒリしてしまいます。
しかし、アジア人に多い褐色の肌色ではある程度メラニンによる防御力があるため、、同じ紫外線の強さでも、同じような反応はしません。
ちなみにSPF30で95%、50で98%の紫外線をカットする力があるため、日焼け止めを選ぶときに「SPF50の方がカット率が高いなら、SPF50が欲しい」と感じると思います。
しかしSPFを30から50にステップアップ、つまりこの95%から98%の3%の保護力を高めるためには、ミネラルの量をなんとおよそ20%増しにしなくてはなりません。
ミネラルのサンブロックシステムを考えると、ミネラルの量が多くなればなるほど、肌の表面が閉塞されてしまいます。そのため、肌のことを考えるのなら、真夏の屋外活動などでない時は、やはりSPF30前後を1日に何度か塗り直すことがおすすめです。
SHIGETAのUVパーフェクトグロウは「肌に負担をかけずに紫外線からお肌を守る」ことを優先し、SPF30の製品に仕上がりました。
塗り直しのタイミング
では日焼け止めは、よく1日に何度か塗り直すと言うけれど、どのくらいの頻度で直せばいいのでしょうか。
厳密には、SPFは数値が高ければ高いほど「肌が焼けない」ことを示すわけはなく、SPFという数値は、どのくらいの時間で「ヒリヒリ炎症するか」を測っているものなのです。
どのくらいの頻度が適切なのかは人によって違いがありますが、目安があります。例えば、あなたが日焼け止めをつけずに日焼けをして10分で肌がヒリヒリするのであれば、SPF30を塗布すると、10×30で300分後(5時間)には付け直す、20分でヒリヒリするなら20×30で600分(10時間)ということになります。
しかし、これはあくまでもセオリー。炎症を目安にしているため、少しも日焼けしたくない!という場合は2~3時間おきなどこまめに塗り直す必要がありますし、また、汗をかいてしまったら塗り直すなど、ご自身に合ったタイミングを見つけてみてください。