旅の風景
国をまたいで移動することが、ようやく元に戻りつつありますが、私もこの春からコロナ前のように、フランスに行ったり、日本に行ったりと、三拠点生活のリズムを取り戻しつつあります。
7月に入って、東京に新製品の発表会のために飛んだり、その直後にフランスに飛び、8月の末まで滞在予定で、国内でもあちこち移動する予定です。
日本に入国することも到着時の検査が無くなったこともあってか、7月の日本行きフライトは満席。
東京は夏!夏!夏!脳と肌のためにも、屋外ではマスクをしないようにしていました。
東京の動くエナジーは、コロナ前ほどではないかもしれませんが、それでもかなり戻ってきているのを感じます。それは「東京」という街の力ではなくて、東京の人々が「動きたい!」と思う気持ちの集まりによるものなのかもしれません。
私は何年振りかで会う友人たちと、ライフの波の大きな変化からどう進化したか、というたくさんのポジティブな話をエクスチェンジして栄養をもらい、この動く街を後にしました。
その後すぐに向かったのはフランスです。
同じように機内はたくさんの人で、夏休みの直前ということもあり、家族づれのグループがたくさん載っていました。今まで見たこともないほどの数えきれないほどのベビーカーと通り過ぎたのですが、きっとコロナ中に出産して、初めておじいちゃんやおばあちゃんの元へ連れていくというご家族が多いのかもしれません。
飛行機を降り、乗り換えのアムステルダムのシーポール空港に着くと、突然ほとんど誰もマスクをしていない普通の世界を見て、思わず声をあげそうになりました。
「これが日常だったよね。」と感慨深げにターミナルを移動していると、ぐっすりと眠っている赤ちゃんのベビカーを押すユダヤ人のママとふと目が合い、どちらからでもなくニッコリと挨拶を交わしました。
それはとても心地よく、ホッとするもので、自分の中でこの数年このような言葉のないコミュニケーションが全くなかったことに、寂しさを感じていたんだな、と気がつきました。
マスクのない、アフターコロナの世界になっているのは、フランスも同じで、パリから電車を乗り継いで、(移動中は、電車の到着が遅れ、ホームの乗り換えのエレベーターが故障して使えなくかっていたり、20kgのトランクを二つ抱え、電車に乗り遅れて1時間待ちというフランスの洗礼を受けつつも。。)
大西洋側にある海辺の最終地点である町へと向かい、先に到着していた夫と娘たちと合流しました。
この1週間の間にずいぶんの距離を動きましたが、日本→タイ→フランスの旅ポーチの中に欠かせないのは、もちろんリバーオブライフ、スゥィートドリーム、ディープブレス、AWシリーズのナイトマスクです。
これは、機内に持ち込む用のポーチに、アイマスクなどと一緒に入れています。
リバーオブライフは、搭乗後間もなくのタイミングで足につけ、なるべく浮腫まないように準備します。
次に行うステップは、AW シリーズのナイトマスクを顔全体につけること。(長距離フライトの場合には、さらにもう1回か2回機内でつけます。)これをするとしないで、飛行機から降りるときの肌の状態に雲泥の差が出ます。
また機内で眠りたい時には、喉が乾燥しないようにマスクをしていますが、その際にスウィートドリームかディープブレスをマスクに一滴垂らしています。
旅の好きなところは、「今まで」の暮らしと断ち切られ完全に別の世界に行くことです。
まるで急に身体中の感覚機能にスイッチが入って、目に入ってくるもの、耳に入ってくるもの、口に入れるもの、そして空気の粒子まで感じようとさえするかのように、自分を取り巻く全てを吸収しようとしているような感覚がやってくることです。
旅の終わりはいつも切なさがありますが、それと同時にいつもの暮らしに戻る自分は、旅の前と同じではないのだ、という確信が前に進むための後押しをしてくれるような気持ちさえします。
日本でもまた感染者が増えているようで、「さあ、旅に出かけよう」という気持ちになるまで、もう少し時間がかかるかもしれませんが、旅の構想を今から思い描くのもまた良いかもしれませんね!
CHICO SHIGETA