人権問題の根本は私とあなたのウェルネス

先日私が編集長をしているメディア、Spring Stepで、人権活動家の牧野聖修さん(一般財団法人人権財団 理事長)の取材をさせていただく機会に恵まれました。

牧野さんは、人権問題を解決するために政治家になられたと言っても違いない方です。

静岡市議会議員、静岡県会議員を経て、衆議院議員になられた時に、これでやっと彼自身が目指していた人権問題に取り組めると思われたのだそうです。

牧野さんと話していてとても印象的だったことは、

「会社や仕事の責任やプレッシャーによって、まずは自分に厳しい生活をしているが故に人に親切にできない。自分をもっと大切にすることができれば、もっと周りの人にも寛大に、リスペクトを持って接することができると思う」とお話しされていたこと。

これはまさに、私自身がスプリングステップを立ち上げるに至ったモチベーションと全く同じ。私は自分のウェルネス、つまり自己調和は、他者との調和そして社会への調和へと通じると信じています。

自分自身が満足で充実していれば、自然と他者には寛容になれるはずです。

だからこそ、まずは自分自身の調和を取ることがなによりも大切だと思うのです。自分に足りないものばかりを追いかけていくと、相手にも自分と同じになるための「足りないもの」を要求してしまうのです。

他者へのリスペクトとは、まず自分の不完全さを受け入れることがスタートだと思います。

人権問題の根幹に、まず自分自身のウェルネスが関係してくるとは!(もちろんそれだけではないですが)

でも人権問題とは、つまり人間同士の繋がりの問題、言われてみればなるほどとも思います。

人権問題の解決とは、ものすごく壮大なテーマのように聞こえるけれど、友人やご近所さんに親切にしているか、良いコミュニティーづくりができているかってことがはじめの一歩ではないかと思う。

私は今八ヶ岳そばの両親の別荘に家族で居候させてもらっていますが、先週の梅雨の時期は、洗濯物が外に干してある時に急に雨が降り出してきて気がつかないでいると、隣のご夫婦がよくうちの窓をコンコンと叩いて庭仕事の合間にわざわざ教えに来てくれました。

多分こんなちょっとしたことから始まるのだと思う。

CHICO SHIGETA