エシカルビューティーとは?

Withコロナ生活によって、「エシカル」とか、「サスティナビリティー」といった言葉を本当によく見かけるようになりました。

先日、SHIGETAが運営しているスプリングステップの取材で、日本エシカル協会の末吉さんにエシカルについてお話を伺った際、エシカルビューティーついては、次のようにおっしゃっていました。「内面の意思の強さや思想の美しさが外に出ている様子だと思います。」

この質問は、取材に同席されていライターの夏目円さんがちょうど雑誌の特集で、エシカルビューティー、エシカルコスメが増えているということでのこのご質問だったのですが、この末吉さんのご回答に深く納得しました。

 「オーガニックビューティーとは?」、の回答も、日々オーガニック化粧品をスキンケアに使っているのかどうかではないように、エシカルビューティーも然り、その人なりの倫理(エシカル)がその人の一部となって現れているかどうか」であり、何もエシカルコスメ(倫理的な要素を取り入れて作られているコスメ)を日々のスキンケアに使うことではない。

 では、倫理的ってなに?というのが今一般的に認識されている言葉で言い換えるならサステナブル(持続可能な)で平等な社会を作っていくための要素。とも言い換えることができるかもしれません。

SHIGETAでは、このような要素を取り入れた製品づくりは、製造設立当時から行なってきました。

製品の成分のおよそ96%〜100%は自然由来成分で作られていることや、植物オイルなどの植物原料の84%は、有機栽培されたものを使っている、こういった「オーガニック」と私たちがイメージしやすいことだけではありません。

体と環境に被害を与えない成分のみを使用すること、使った製品が排水溝から流れても、環境に負担を与えず土に還る処方であること、動物実験をしないことは当然(そもそもEU諸国では禁止)、またリユース・リサイクル可能なパッケージのみを使用すること、はたまた、SHIGETAの製造工場で清掃のために使用する製品でさえも、オーガニック認定された、土に還る製品のみを使っています。

上記は一部ですが、どんな基準でサスティナブルと呼ぶのか?

それは、再生紙に大豆インクを使って印刷したことを、広く伝えてサステナブルと呼ぶことや、中身の一部だけはオーガニックでも、リサイクルできないプラスチック素材(の方がカッコいいものが多い)のパッケージを使ってオーガニックと謳うような時代はもう終わっています。

これまでの「ゆるりサステナ」では、もう追いつかなくなくなるほど地球は大火傷をしていて、今すぐに手当をしてあげないともう絶対に回復しない。

その事実と、そもそも自分に健康被害のないものを体に入れたくない(= 環境被害になるものを入れたくない)、そして心地よく健康的な体を手に入れるといった発想や、地元の人を助ける消費をしたい、ゴミを増やしたくない、など様々な違う断層のようにも見えますが、実は同じゴールに続く道のりのような気が私にはしています。

 オーガニック、エシカル、またSDG’s

これらの、世の中の言葉の使われ方を見ているとまるで新しいトレンドのように見えますが、それとは全く違います。「意識高い系」と呼ばれる一部の人の実践することでもありません。

これからの社会を作るための思想、倫理に沿って起こす行動によってみんなで到達するゴールです。

多くの人が語ることで皆の意識が高まることはとても素晴らしいことだと思いますが、これを持続していくことが何より大切だと思います。

今世界中がSDG’sを語るのは、「今地球を見直そう!本当に危ないよ!」ということを国連のサミットで、国のリーダーたちが決めた国際社会共通の目標であり、現在多くの国が国策として推奨しているからです。

さて、あなたは毎日の選択をどのように取られていますか?

あなたの日々のチョイスが内面の美しさを作り、それが表面に現れることが、まさにエシカルビューティーなのだと思います。

CHICO SHIGETA