春の花「サクラ」

「美しさ」は、日頃から感性を豊かに育むことで磨かれていきます。


季節のお花を生けることは、

私たちの日常に自然の美しさを取り入れるためのシンプルで力強い手段です。

花の香りや色彩に触れることで、心が穏やかになり、

感覚が研ぎ澄まされていくのです。


LA MAISON SHIGETA ONLINEでは、

季節の花を生活に取り入れていただくためのアイディアをお届けします。

美しさを五感で楽しむホリスティックライフの第一歩は、

心を自由にし、自然の美に触れることから。

 


春の訪れを告げる「サクラ」

柔らかな陽ざしが差し込む季節。そんな時期に、春を届けてくれるのが「サクラ」です。

淡いピンクの花びらを持ち、日本の春を象徴する存在でもあるサクラは一輪一輪が繊細ながらも凛とした美しさを持っているため、部屋に飾るだけで、春の香りとともに穏やかな気持ちをもたらしてくれます。


外でお花見をするのもいいですが、サクラを室内に飾ると、独り占めしたような贅沢感が広がります。今では大きい枝だけでなく、一輪挿しに生けられるようなサイズも販売されていますよね。


枝ぶりを活かして高さのある花器に挿せば、自然の美しさをそのまま引き立てることができますし、シンプルな花器を選べば、サクラ本来の華やかさがより際立ちます。


また、小ぶりな枝を短く切り分け、ガラスの器やボウルに浮かべるアレンジも素敵ですよ。花びらが散り始めても、その風情を楽しむのがサクラの魅力。移ろいゆく春の時間を、部屋の中で味わうことができます。


サクラを長く楽しむためには、切り口を斜めに切ることで、水を吸いやすくしましょう。

つぼみの状態の場合は、開花した後、涼しい場所に移すと花持ちがよくなります。寒すぎると、開花できずに枯れてしまう場合があるため、明るい室内に飾りましょう。直射日光やエアコンの風が当たらない場所が適しています。


春のはじまりに、サクラを部屋に飾りながら、静かで豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?


サクラの基本情報

科名:バラ科サクラ属

原産地:日本、中国、韓国など

開花時期:3月~4月

花言葉:「優美」「精神の美」「淡泊」